こんにちは、ノリです。
先日の「夫婦は所詮、赤の他人」についての続き。
数十年前、妻が盲腸の手術をすることになりました。
手術の前、ボクは主治医に呼ばれ「同意書」のサイン
を求められました。
初めての経験だったし、盲腸なんて簡単な手術だと思
い何も考えないままサイン。
生死を決めるような事でもなかったけど、ふとある思
いが頭をよぎりました。
「血も繋がっていない他人のオレが夫婦だということで
万が一の事もある手術の同意をしていいのか?」
結婚していなければ、その同意はもちろん親ですよね。
親は子どもに対して無限の責任があると思っているので
同意に対しても真剣になります。
それが、結婚した日から
「親の責任」から「夫婦の責任」
に変わる。
ボクにとってはものすごい感覚だったのを覚えています。
それは、妻に対しても、娘たちに対しても・・・
赤の他人と冷めた感じで思っていても、そこには責任と
信頼関係が大切で他人だからこそ見えない繋がりが必要
なんだと思います。
ボクの大好きな言葉「紡ぎ合う」です。
娘たちには将来、ボクら夫婦が信頼して「親の責任」から
「夫婦の責任」へとバトンタッチできる相手と巡り合える
ことへの願い。
この思いを二人の娘には、去年の11月3日に伝えました。
二人とも真剣に聞いていたので、思いは伝わったでしょう。
25周年を迎え、結婚について、夫婦の意味を再確認して
みました。