3つの宝物

今日の「市報にいがた」に

りゅーとぴあで毎年開催している東京交響楽団の定期演奏会が
100回目を迎えるという記事がありました。

次女が5年生の時、東京交響楽団と一緒のステージに立って演奏
をしたのです。

もちろん演奏する楽器はフルート・・・じゃなくてカッコウ笛。

吹くと「ポッポー、ポッポー」となる竹でできた楽器です。

新潟市では小学5年生全員を「本物の音楽に触れさせよう」と
東響のコンサートに招待します。

その中から8名が「カッコウ笛」や「水笛」「すず」などの楽器
で大友直人氏の指揮の下、一流の楽団の方々と一緒に演奏をする
のです。

演奏曲は「おもちゃの交響曲」 そのひとりに次女が・・・。

夏休み中も一生懸命練習して、難しい楽器に挑戦していました。
最初は音を出すのも苦労してたようですが。


いよいよ迎えた本番当日。

なんと思いがけないアクシデントが・・・。

その当時は中越地震の余震が続いていました。

子ども達がステージに登場し、いよいよ指揮者がタクトを振り出した
その時、震度4の余震がホールを揺さぶったのです。

天井の照明が大きく振れ、ホール内はザワザワとしながらも、指揮者は
止めなかった。そして何事もなかったように演奏は無事成功しました。

足元は揺れていたはずです。でも、指揮者はタクトを振り続けた。
そう、演奏した8名の子ども達は、東京交響楽団とひとつになったのです。

この経験の中で、彼女はたくさんの宝物を手にしました。


最初は音を出す事さえ難しいカッコウ笛を工夫と練習で見事克服し、
大舞台を成功に収めた自信という宝物


そして、前日のリハーサルで指揮者の大友直人氏より「リズム感が
すばらしい」と言葉の宝物をいただいていたのです。

この言葉の宝物は、彼女の心の中に響くものがあったはずです。

さらに、演奏後に大友氏とみんなで一緒に写った記念写真と楽譜に
サインをいただきました。記念という宝物です。


この「自信」「言葉」「記念」の宝物が、彼女の運命をどれほど変えた
かはボクにはわからない。

何かの時に、宝箱の扉が開いて宝物が生きてくれることを願います。

そんな娘も今じゃ東京でがんばって働いています。

先月、妻と東京に行って娘と食事をしました。
地下鉄を乗り継ぎおしゃれなお店へ。
ボクらはただついて行くだけ。

もう立派なOLさんになっていて、うれしいような寂しいような…


記事を読んで、久しぶりにボクの宝物を思い出しました。

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